時のデザイナー、JW ANDERSONが手がけるコラボコレクションまもなく販売！服好きが多い地元ロンドンでも注目の的だ。なぜ、これほどまでに多くの人を魅了するのか。厳しい審美眼と正しい選択眼を持つファッションのプロに、その理由を聞いた。
Tom Morris
トム・モリス
デザイン・アートコンサルタント / コントリビュート エディター
デザイン&アートコンサルタントとして活動する傍、雑誌『MONOCLE』や『Architecture Digest』などのエディターとしても活躍する、マルチクリエイター。
JW ANDERSONを心から尊敬しているというトム・モリス氏。クラシックでいながらユーモアに満ちたデザインアプローチはジョナサンならではだと話す。「ベーシックだけど、カッティングやカラーリングに絶妙な工夫がある。彼らしい素晴らしい出来栄えだと思います」
特に気に入っているのがボーダーのトップスとトレンチコート。「僕はもともとボーダーデザインが好きなんだけれど、このカラーリングはまさに彼のパーソナリティが感じられるアイテムだよね」デザインはもちろん、機能的で快適なのもこのコレクションの魅力だそう。
クラシックをベースにしたカジュアルウエアだから、手持ちの服と合わせやすい点もメリットだ。「僕だったら何点かクラシックなものを買って、自分の洋服と合わせるかな。もちろんトレンチコートやセーターなどジョナサンらしいデザインのアイテムを楽しむのもいいけどね！」
【着用アイテム】
トレンチコート
エクストラファインメリノボーダークルーネックセーター
ウールブレンドパンツ
※その他、スタイリスト私物
Monique Kawecki
モニーク・カベツキー
Ala CHAMP Magazine 編集長
東京とロンドンをベースにした雑誌『Ala CHAMP Magazine』の編集長。自身はロンドンを拠点に、ファッションやアート、デザインなどの情報を精力的に発信中。
どの年代の人に対しても共通した魅力があること。それがこのコラボレーションの大きな魅力だとモニーク・カベツキーは分析する。「ジョナサンは『民主的なファッションに基づいている』と言っていたけれど、まさにその通り。あらゆる人が楽しめる優れたコレクションだと思うわ」
彼女のお気に入りはタートルネックのニットワンピース。理由は、仕事着としても理想的でドレスとしても着られるから。「最高に着心地が良くて実用的。デニムと合わせても良いからスタイリングも色々楽しめそう。私のスタイルに完璧にマッチしているアイテムね」
【着用アイテム】
カシミヤオーバーサイズニットワンピース
ストライプマフラー
トートバッグ
※その他、スタイリスト私物
手持ちの服に合わせやすいこと。やはりそれは大きなメリットだし理想的な服のあり方の一つだという。「デニムスカートやジャケットになど印象的なピースもあるけれど、それだって自分の好きなように着こなすことができる。自由に楽しめる素晴らしいコレクションだと思うわ」
【着用アイテム】
ライトダウンジャケット
ミリタリーセーター
デニムラッフルラップスカート
トートバッグ
※その他、スタイリスト私物
Matthew Murphy
マシュー・マーフィー
Other/shop 共同設立者
ロンドンの人気ストアOther/shopの共同設立者。『British Fashion Council』にも参加するなど、英国のファッション文化を支える人物の一人。
デビュー当時からJW ANDERSONを見続けてきたマシュー・マーフィー氏。ユニクロとの取り組みは自然な成り行きだったと受け止めている。「このコラボレーションは両者が同じ感覚を共有しているから生まれたように感じるね。素晴らしい出会いだったと思うよ」
「高い品質を維持しながらコストパフォーマンスも素晴らしい。デザイン性がありながら着こなしやすく仕上がっているという点もいいよね」自分のワードローブに馴染むからと、マーフィー氏はシンプルなニットをチョイス。「特にこれはタイムレスな魅力もあるしね」
「今までJW ANDERSONの服に触れたことがない人でも、このコレクションなら気軽に取り入れられるはず。特にメンズコレクションはデニムやスニーカーと合わせながらイージーにスタイリングできるアイテムが多いからね。それにとても着心地がいい。それもまた良いんだ」
【着用アイテム】
ツイードコート
ケーブルクルーネックセーター
エクストラファインコットンブロードシャツ
ワークパンツ
ストライプマフラー
※その他、スタイリスト私物
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